2010年03月24日

阿久根市長、一般質問を2日続けてボイコット(読売新聞)

 鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)は19日も市議会への出席を拒否した。

 市議会は一般質問を26日に延期することを決め、約20分で散会した。

 市長の議会ボイコットは6回目。市長は読売新聞など一部マスコミによる議場内での撮影禁止を求めており、要求が受け入れられない限り、出席を拒否する、としている。

 一般質問は18、19日の2日間で、市議計11人が登壇する予定だった。19日は午前10時に開会したが、市長席をはじめ執行部席は空席。

 浜之上大成議長は「地方自治法で義務づけられている出席を拒み、無責任な態度をとり続ける市長は、議会だけでなく、傍聴者や市民に説明する必要性も考えていない」と述べ、休憩を宣言。議会運営委員会を開き、「市長が出席を拒んでいる以上、一般質問はできない」として散会を決めた。

 市議会は20日から休会し、26日の本会議で一般質問や新年度予算案の委員長報告、採決を行う。

 その後、市総合計画に対する審議に入り、4月19日に最終本会議を開く。

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2010年03月19日

桜いつ満開…予想困難、気をもむ観光関係者(読売新聞)

 高知市で平年より13日早くソメイヨシノが開花するなど、桜前線が記録的な早さで北上している。

 日本気象協会や気象情報会社は「開花日」の予想にしのぎを削るが、咲き始めれば今度は「満開日」も気になる。しかし、開花から満開までの日数は天候に左右され、開花日以上に予想が難しい。

 ◆東京、昨年4月2日◆

 気象庁によると、開花から満開までにかかる日数は、関東以南で約1週間、東北は5日間、北海道は3、4日間が目安。つぼみの成長が、暖かい地域ではばらつき、寒いとそろう傾向があるため。つまり、北国の桜は一度に咲いて一度に散る。

 天候の影響も大きい。昨年、東京都では靖国神社の標本木が3月21日に開花したが、満開になったのは12日後の4月2日。その前年の08年には、3月22日に開花し、わずか5日後の27日には満開になっている。気象庁が現在の形式で観測を始めた1953年以降、都内の桜の開花から満開までの日数は3〜16日と大きくばらつきがある。

 ◆三社三様◆

 日本気象協会、気象情報会社のウェザーニューズ、ウェザーマップ両社は、過去の開花日と満開日、気温変化をデータ化し、それぞれ独自の計算式で満開日を予想している。

 各社の15日正午までの予想によると、関東各地の開花から満開までの日数は、協会が7〜8日間、ニューズ社が6〜8日間、マップ社が6〜9日間。協会は「開花後に寒の戻りがあり、平年よりやや長くなる」とし、ニューズ社は「例年並み」。マップ社の担当者は「開花日予想は研究が進んでいるが、それに比べ満開日予想は未開拓で、的中は難しい」と打ち明けた。

 ◆弁当何個?◆

 花は盛りに、やはり見たい。ニューズ社が2月に利用者約6万4000人に行ったアンケート(複数回答)では、開花を知りたい人が31%だったのに対し、満開日は71%。

 観光関係者にも関心の的だ。大手旅行会社のJTBは、前年秋ごろには花見ツアーを企画する。「見頃の見極めは難しく、雨が降ってしまうこともあり得るので、桜を見ることだけでなく、食事などでもお客様が楽しめるように考えている」(広報室)という。

 松坂屋上野店では、800〜2500円の花見弁当を用意。満開の週末になると売り上げは1日で700〜800個にも上り、在庫不足を生じさせないため、「天気予報や開花予想は慎重にチェックしている」(売り場担当者)という。

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ここまでしてくれるとは…競争主義者、橋下知事の意外な一面(産経新聞)

 【橋下府政ウオッチ】

 「公立と私立高校で切磋琢磨させる」などと、とかく競争をあおる発言が目立つ橋下徹知事だが、障害児らに対しては歴代知事のなかでも、ひときわ手厚い対策をとっていることはあまり知られていない。

  [フォト]すぐ現場視察へ…朝鮮学校の生徒に拍手で迎えられる橋下知事

 例えば、支援学校のスクールバスの拡充でコースを増やし、子供たちの通学時間を短縮した。自宅から学校までの通学時間が2時間近くという子供もいたという。保護者からは切実な要望が出ていたが、長年にわたり改善されていなかった問題だった。

 また、知的障害の子供が増加したことを受け、一校あたりの生徒数がふくれあがっていた支援学校を4校も増設することを決めた。財政難にもかかわらず総額100億円もかけた。ある府教委幹部は「公約でも福祉のことはあまり触れられておらず、当初は知事がここまでしてくれるとは思わなかった」と打ち明ける。

 知事がこうした施策に力を入れるきっかけになったのは、ある支援学校への視察だったという。知事は支援学校の現場を目の当たりにし「これまでは机上の空論だった」と、施策の見直しに言及した。

 だが、支援学校の現場は障害の種別や程度によって、生徒の個性は一般校より多様だ。

 教師たちは、その子供たち1人1人に対し丁寧な対応をすることが求められる。経験豊富な教師の数を増やすことや一定程度の設備を整えるには、当然、相当のお金や労力がかかる。視察を通じて、知事は障害者の抱える現実の一端をかいま見たのかもしれない。

 「障害を理解する」と言うのは簡単だが、実際は難しいし、一度現場を見たぐらいでは分からないこともたくさんある。だが、現場を知らずに施策をする首長も多いなか、知事の行動は新鮮にうつった。

 先日、この不況下に希望者の就職内定率が9割を超えたたまがわ高等支援学校を取材したが、生徒たちの頑張りはもとより、3千社以上の会社訪問をしたという先生たちの努力にも驚いた。

 「最初から就職ということではなくてもかまいません。まずは実習を受け入れてくれませんか」

 先生たちは必死になって会社を回るが、ほとんどが門前払い。話を聞いてくれる担当者がいたとしても、「本当に働けるのか」という疑問が容赦なくぶつけられたという。

 知的障害の場合、変化に柔軟に対応できなかったり複雑なことを覚えられない生徒がいる一方で、同じ作業を続けることが得意な生徒も多いという。

 学校では、「大きく明るい声であいさつする」「きちんと清掃をする」といった基本的な動作を繰り返し指導。登校時間をタイムカードで記録したり、校内にある本格的な厨房設備や介護ベッドなどを使い、仕事を疑似体験する実習を繰り返し行っている。 

 実習を受け入れた会社は好反応で、まじめな仕事ぶりが就職に結びついたケースも多く、就職難のこの時代に就職内定率9割という奇跡的な数字を生み出した。おそらく知事も就任まではこうした実態は知らなかったのだろう。

 知事に対しては言葉ばかりがうわすべりをしているという印象もある。だが、現場を大切にする感性があるというところは、信用できると思っている。(池田祥子)

【関連:橋下知事の「学校」への熱い思い】
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